フレンズジムでは積極的にABA(応用行動分析)を導入しています

ABAとは

ABAはApplied Behavior Analysisの略で応用行動分析といい、教育やスポーツ、企業コンサルティング、リハビリ、老年学などに幅広く活用されている心理学です。
ABAとは、ある特徴的な技法をさすものではなく、「人の行動」を予測する行動科学の1つの理論をさします。
人の行動の前後の出来事に着目し周囲の環境や前後の出来事を変えることで、その行動を変容させたり、 新しい行動を教えたり、不適切な行動をなくすといった事が可能となります。

療育への応用

ABAは自閉症児や発達障害患者の問題行動を改善するのに用いられ、その効果が科学的に実証されています。
アメリカではほとんどの州で自閉症児の療育として保険適応されているほど評価されており、現在では全世界でABAの療育拠点が数多く存在するようになっています。

フレンズジム シニアスーパーバイザー
上山 シャーナ

心理学博士・認定行動分析士(BCBA-D)
アメリカ ハワイ州 カポレイにある、ABA専門クリニック
「Island Behavioral Health」オーナー

日本で生まれ育ち、アメリカのエール大学で心理学の博士号を取得。ラトガース大学の応用心理学研究所(GSAPP)で臨床心理学の博士号を取得。

UCLAの自閉症研究治療センターとラトガース大学のダクラス発達障害センターでの応用行動分析のトレーニング受けた。

過去には自閉症の子の兄弟のためのサポート・グループを率いたり、子供の問題行動に親がどう対応するかを教える、ペアレント・マネジメント・トレーニングの経験も持っている。

フレンズジム シニアスーパーバイザー:上山 シャーナ

フレンズジムでの活用

ABAの専門家の監修の元、ABAを積極的に導入しています。児童の様々な行動問題へ適切に対応できるように、運営スタッフへABAの基礎研修を行っています。保護者への専門家によるABAの講習実績もあり、自宅でも療育が行えるようサポートしています。

具体的な活用例

課題を細分化し、達成感を増やす 課題を細分化し、達成感を増やす
簡単なことからできることを増やす 簡単なことからできることを増やす
成功体験を積み上げる 成功体験を積み上げる
こども自身の力を引き出す環境づくり こども自身の力を引き出す環境づくり

※1 スモールステップとは:目標となる行動や課題を段階的に細分化し、小さな目標を達成していく成功体験を繰り返しながら前向きな取り組みを積み重ね、最終目標へ近づけていくこと

※2 トークンエコノミーシステムとは:トークンとは般性強化子または代理貨幣ともいわれ、トークンを集めることにより、子どもにとって価値のあることやもの(バックアップ強化子)と交換できるシステム